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フィンランド旅行記14 オーロラを見に行った結果!

フィンランド旅行記14回目となる今回は、憧れのオーロラを求めて北の大地へと向かいました。

サンタクロース村で有名なロヴァニエミを拠点に、限られた時間の中でどれだけオーロラ観測のチャンスを得られるのか挑戦。

現地での経験をもとに、オーロラが見えるスポットや確率を上げる方法を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。

フィンランドへオーロラを見に行く

まず最初に結論を言うと、残念ながら今回はオーロラを見ることができませんでした。

最大の要因は明確で、フィンランド北部のロヴァニエミまで行ったものの、費用と滞在時間の関係で1泊しかできなかったことが大きな理由です。

そもそもロヴァニエミを訪れた主な目的はサンタクロース村であり、「もし運良くオーロラが見られたらラッキー」という程度の気持ちで向かいました。そのため、オーロラを確実に見るための準備は十分ではありませんでした。

もしオーロラを見る確率を上げるのであれば、以下のような対策が必要です。

  • ロヴァニエミに数日滞在する
  • さらに北部の都市(イナリやウツヨキなど)へ行く
  • オーロラツアーを別途申し込む
  • 長期滞在し、天候の変化に対応する

結局のところ、十分な予算と時間を確保すれば、誰でもオーロラを見ることは可能です。そこで、フィンランドでオーロラを見るための具体的な方法を以下にまとめました。

※記事内で使用しているオーロラの写真は、すべてフォトストックサービス「写真AC」様のもので、撮影場所はすべてフィンランドとなります。

オーロラが見れる場所1(ロヴァニエミ)

オーロラが見られる代表的なスポットとして、まず挙げられるのがフィンランド北部にある「ロヴァニエミ」です。サンタクロースの故郷として知られ、比較的アクセスしやすい場所にありますが、市街地の光の影響を避けるため、郊外へ移動するのがオススメです。

ロヴァニエミへのアクセス方法は複数あり、首都のヘルシンキから行く場合、飛行機で行くのが最も早く到着します。

  • 飛行機: 所要時間: 約1時間30分(北部への最速手段)
  • 電車: 所要時間: 約8~12時間(夜行列車で移動すれば宿泊代も節約可能)
  • バス: 所要時間: 約12~14時間(費用を抑えたい場合に便利)

費用をできるだけロヴァニエミでの宿泊に当てたい方は、料金が比較的安い電車かバスでの移動がオススメです。

地図上部の「LAPPI」と書かれている場所がラップランド地方で、フィンランドでオーロラがよく見れるエリアとして知られています。

オーロラが見れる場所2(サーリセルカ・イナリ)

ラップランド地方にあるロヴァニエミからさらに北に進むと、「サーリセルカ」や「イナリ」があり、光害が少なく、より高確率でオーロラを観測できます。

また、ロヴァニエミとサーリセルカの間に位置する人気のリゾート地「カクシラウッタネン」では、ガラスイグルーでできた室内からオーロラを眺めることができる贅沢な体験が可能です。ただし、宿泊費用は一泊8万円からと高額。

フィンランドのイナリからだと上記写真のようなオーロラが見れるそうです。

オーロラが見れる時期

オーロラ観測に適した時期は、8月下旬から4月上旬まで。特に夜が長く、暗い時間が増える秋から冬にかけてがベストシーズンとされています。

統計的には、フィンランドのラップランド地方では年間約200日、つまり2日に1回ほどの頻度でオーロラが発生しています。天候が良ければ、一週間の滞在中にオーロラを目にする可能性は非常に高くなります。

 8月・9月・10月にオーロラは見れる?

8月、9月、10月にもオーロラは見られるのかという点については、可能性は十分にあります。8月下旬になると夜が少しずつ長くなり、暗い時間が増えるため、オーロラ観測の条件が整い始めます。

ただし、9月や10月のほうが夜が長くなる分、観測の確率はさらに高まります。

オーロラが見れる確率が上がるツアーへ参加

ロヴァニエミ発 日帰りツアー | フィンランドの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

オーロラ観測の確率を上げるために、ツアーに参加するのも一つの方法です。専門のガイドが天候や太陽活動をチェックし、最適な観測スポットへ案内してくれます。

ツアーには、スノーモービルや犬ぞりを使ったアクティビティ付きのものや、プロの写真家が同行して撮影をサポートしてくれるものなど、さまざまな種類があります。

予約は「ベルトラ」などのサイトを利用すると便利です。

オーロラが見れるホテル

オーロラ観測に適したホテルも数多くあります。ただし、以下で紹介するホテルはどれも1泊6万円以上と高額なため、予算に余裕があれば宿泊してみて下さい。

  1. カクシラウッタネン・アークティック・リゾート(Kakslauttanen Arctic Resort)
  2. レビン・イグルート(Golden Crown Iglu)
  3. アークティック・ツリーハウス・ホテル(Arctic TreeHouse Hotel)
  4. ノーザンライツ・ランチ(Northern Lights Ranch)

特に人気なのは、「カクシラウッタネン・アークティック・リゾート(Kakslauttanen Arctic Resort)」。ガラスイグルーに泊まりながら、ベッドに横になったままオーロラを鑑賞できる贅沢な体験が楽しめます。

「レビン・イグルート(Golden Crown Iglu)」もガラス張りの客室が特徴的で、広大な夜空を眺めるのに最適。

「アークティック・ツリーハウス・ホテル(Arctic TreeHouse Hotel)」では、北向きの大きな窓が設置された客室で快適にオーロラを待つことができます。場所はロヴァニエミにあり、移動距離は少ないですが、オーロラが見れる確率は低い。

「ノーザンライツ・ランチ(Northern Lights Ranch)」は、広いガラス窓のあるキャビンで、屋内からもオーロラを楽しめる宿泊施設です。

オーロラ予報サイト

https://www.swpc.noaa.gov/products/aurora-30-minute-forecast

オーロラ観測の成功率を上げるために、事前にオーロラ予報をチェックするのも大切です。「SpaceWeatherLive.com」ではリアルタイムのオーロラ強度や太陽活動のデータを確認できます。

「NOAAの30分前オーロラ予報」は短期的なオーロラ発生の可能性を知るのに便利です。

「Aurora Service」はヨーロッパ向けのオーロラ予報を提供しており、フィンランドの状況もチェックできます。また、フィンランド気象研究所の公式サイトでもオーロラの現在の活動状況を確認することができます。

この中で特にオススメなのがNOAAがサービスを提供している「Aurora - 30 Minute Forecast | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center」で、その日見れるオーロラの位置や時刻が動画で簡単に分かります。

総評

今回の旅では、残念ながらオーロラを目にすることは叶いませんでした。しかし、オーロラを観測するためには、滞在期間を長めに確保し、より北へ移動するなどの工夫が必要だということが分かりました。

費用と時間に余裕があれば、ツアーを利用したり、光害の少ない地域に宿泊することで、オーロラと出会える確率を大幅に上げることができます。